芦屋市宮塚町、JR線の芦屋駅から南へ約5分。
阪神線の芦屋駅と打出駅とのトライアングルのほぼ中心に位置する建物。
静かな住宅街にこの石造りの2階建のアパート「旧宮塚町住宅」があります。
数年前まで住まいとして利用されていましたが、ここ数年この佇まいのままでした。
静かにひっそりと。
間取りは、オーソドックスな公営住宅標準設計52FC型を基に設計されていましたが、
不思議なことになぜこの石積みという手法で作られたのかは謎のままです。
この建物の最大の特徴も言える外観、それがこの日華石 (にっかせき)- 石川県小松市観音下町で採掘される石で観音下石(かながそいし)とも言わます。
白山の火山灰の堆積による凝灰岩で、黄色みの気品ある風合いや多孔質で火に強いのが特徴。
国会議事堂や武庫川女子大の甲子園会館(旧甲子園ホテル)などで見ることができます。
平成から令和に変わったこの年、ついに再始動となりました。
芦屋市の市営住宅であったこの8部屋が、カフェやアトリエとしての募集を開始されました。
2019年7月9日に1号室のTea Saloon Musicaがオープンを迎えるなどして、動き始めました。
他にカバン製造の「AMEERIEGA TORIBITATTA」、革靴製造の「ツムジ靴店」、ガラス工房「火の果ぐらす」が入居されて、アトリエとして利用されています。
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