陶芸体験ですが、以下の2種類からお選びいただけます。
もちろん、手法としてはこの2種に限ったことではありませんが、1度やってみたいといったお声が多くありますので、どちらかからお選びいただきます。 さて、ここで疑問。
どっちがいいのかな?と。 指導する側から申しますと、経験の有無ではなく何を作りたいか。 それで変わってくるように思います。 それぞれに特徴をご説明します。
電動ロクロ 陶芸の醍醐味ともいえる作り方。その名の通り、電気の動力を使って回すロクロです。手びねりでもロクロは使います。ただ、手まわしなので、手でエイヤー!っと回しても、抵抗もかかりいずれ止まる。電動は足でスピード調整が可能なので、そういう意味でいうと、何もしなくても勝手に回り続けます。
<長所>
・器の厚さが比較的薄めの作品が作りやすい
・土を3kgご用意しているので、複数個作れます。
・お気に入りのひとつを選択もしくは追加の焼代で複数個焼くことも可能。
・鶴首などの首の細い作品が作りやすい。
<短所>
・ミスをして潰れてしまった作品は、やり直しがききません。
(その都度、使用できる土の量が減っていきます/練習量込みの3kgです)
・周辺が泥まみれになりやすい。
・皿などは回転スピードが速いと垂れ下がって終了なんてこともありえます。 ・潤滑剤となる水が多すぎると、亀裂の原因になることもあります。
・高速回転ありきのため、基本丸い器しかできません。
手びねり 名称の付け方にはいろいろありますが、手で紐状に土をひねり出すところから来ています。 電動ロクロに対して、こちらは手回しのロクロを使用。 真円から少し遠ざかるかもしれませんが、味わい深い器の制作ができます。
<長所>
・じっくりと土に触れられるので、自分のペースで作業ができます。
・他の方とお話しながらなんてことも可能。
・背の高いもの、幅の広いものなど、電動で成形が難しいものも可能。
・何かの拍子に歪んだりしても直せます。
・じっくり取り組める点がベテランの方に人気が高いです。
・お皿を作りたい方にはまずはこちらをお勧めするかも。
<短所>
・慣れるまで、紐作りに手間がかかります。
・少し分厚い目の作品になりやすいです。
・つなぎ目の消し残しがあると、亀裂になって焼き上がることもあります。
どちらをお選びになることも可能です。
どちらも対象年齢は特に設けておりません。
小さなお子様にできるかな?と大人が心配するかもしれませんが、きっと大人より上手に作ると思います。
まずは、やってみてください! 必要に応じて、アドバイスいたします。
次回は、体験と教室の違いについて書きたいと思います。
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